バスケットボール練習会で必ず習う、フロントターンとバックターン!
なんの制約もなく練習すると簡単にできるけど、いざってなるとワケがわからなくなる⁉
慣れてしまえばなんてことない基本スキル、慌てず実行できるようになろう!
ポイントは、軸足どっちにするか。
フロントターンとバックターン
まず「フロントターン」と「バックターン」はどんな動作かおさらいです。
フロントターンとは、軸足(ピボットフット)を中心に「前(フロント」方向に半回転する動作です。
バックターンとは、軸足(ピボットフット)を中心に「背中(バック)」方向に半回転する動作です。
※上記画像はスクリーンからターンを行う時のイメージです。
共通のポイントとして、足の幅は肩幅より少し広め。
幅が狭すぎると、DFのコンタクトに当たり負けしてしまったり、回転幅が小さくなり効果が低くなります。
幅が広すぎると、バランスを崩したり、次のアクションへの連動性が低くなり遅くなります。
どっしりと素早く動ける適度な足の幅を模索してみましょう!
フロント/バックターンがごっちゃになる
フロントターンもバックターンも単体で練習すると、さほど難しくなく行えると思います。
ボールを保持した状態で、軸足(ピボットフット)を中心にピボット練習をする中で、半回転する動作として「フロントターン」と「バックターン」の練習もよく行われます。
ただ、初心者の方が前か後ろか、左右どっちにターンしたらわからなくなる練習があります。
それは、一歩進んだ練習、スクリーン練習の時です。
例えば以下のような練習です。
TOPからウイングにパスを出した後
ボールを保持している味方についているDFに対しあなたがスクリーンをかけにいって・・・
スクリーンをかけている自分の横を味方がドリブルで通り抜ける・・・
この時に「ターン」をしてドリブルをしている味方にあわせてゴールを狙います(ダイブ)。
この「ターン」の時に、フロントターンをしたらよいのかバックターンをしたらよいのか、さらには「どっちの足を軸足」にしたらよいか、わけがわからなくなってしまうことがあります。
もちろん、その練習を行う前に「お手本」が実演されますが、いざ自分がやってみると混乱します。
わからなくなってしまってテンパってしまうと余計にわからなくなる・・・
そんなシーンでは、まわりから「ターン!」「ターン!」とアドバイスがでるも、よけい焦ってしまいます。
「ターン」の前に「軸足(ピボットフット)」を決める
スクリーンをかけに行った時、多くの方は両足着地でスクリーンをかけることでしょう。
そもそもボールを持っていないので、どういったフットワークでもトラベリングはありませんが、両足着地で左右どちらの足を軸足にするか、自分で決める必要があることから、初心者にはわからなくなります。
初心者は練習量の少なさから、無意識に利き手とは逆足を軸足にすることがスタンダードなります。練習時間が少ない大人初心者は特に多い傾向にあります。
右利きなら左足が軸足、左利きなら右足が軸足になりやすいです。
右利きの方がスクリーンをかけにいって「左足」を軸足にターンをすべき練習であれば、比較的スムーズに練習が行えるでしょう。
逆に「右足」を軸足にターンをすべき練習の場合に、無意識に「左足」を軸足にターンを行ってしまい、周囲から「逆!逆!」などと言われはじめると、もうわけがわからなくなってしまいます。
周囲の声:「ちがうよ!逆、逆!」←逆というのは「軸足が逆」という意味の場合もあれば「ターンの向きが逆」という意味の場合もある。
あなたの心の中:「逆⁉バックターンではなくフロントターン??え、どういうこと?何がちがうの~?」
初心者向けの練習会では丁寧にお手本と説明をしてくれますが、その時に軸足が左右どっちなのか注目して見ましょう。
一度見ただけではわからないと思うので、練習の順番がくるまで前の方の軸足など動作をよく観察してトライしましょう。
「軸足」は「ユーザー」がいる反対側の足
初心者向けに「スクリーン」+「ターン」の組み合わせで練習をする時は、「ユーザー」がいる反対側の足を軸足にした「バックターン」の練習からはいることが多い事でしょう。
※「ユーザー」とはスクリーンを使う味方選手のこと
ターンが「バックターン」でも「フロントターン」であっても、例外を除いて「ターン」をする軸足は「ユーザー」が通る逆側の足を軸足とします。
これさえ頭にはいっていれば混乱はだいぶ避けられるでしょう。
なお、例外とはスクリーナーが「フレアカット」という、あえてボールとゴールから遠ざかるようなプレーを行う場合が該当します。
練習量の少ない初心者には「フロント」「バック」のワードに頭と体が瞬時に反応できないことも多いので、習ったら当面は左右の足、どちらも軸足にしたパターンで「フロントターン」と「バックターン」の動作を軽くでよいので練習しましょう。
左右どちらの足も軸足にしたフロントターンとバックターンの練習を行う
家でもできます、姿勢など細かいことはちょっと置いておいて、肩幅くらいで立ってその場で、軸足を決めてターンをするだけです。
この時「フロントターン」「バックターン」のそれぞれ行う動作を、小さな声でよいので声に出しながら行うと、だんだんと整理がついてきます。
まとめ
- フロントターンとは、軸足(ピボットフット)を中心に「前(フロント」方向に半回転する動作。
- バックターンとは、軸足(ピボットフット)を中心に「背中(バック)方向に半回転する動作。
- 足の幅は肩幅より少し広め。どっしりと安定しつつ素早く動ける適度な幅を模索しよう。
ピボットの練習と組み合わせて「ターン」の練習が行われます。
混乱しやすいのは一歩進んだ「スクリーン」と組みあわえた練習の時。
左右どっちの足を軸足(ピボットフット)にしたらよいか、「フロント」なのか「バック」なのかワケがわからなくなりがち。
原則は「ユーザー」がいる反対側の足を軸足にして「ターン」をする、これをまずは身につける。
「フロント」か「バック」かは練習するプレーの内容によりますが、初心者向けの練習はまず「バックターン」が多いです。
練習会で同じように動作がわからず困っているような仲間を見かけたら、「右足と左足のどっちを軸足」にして「フロントなのかバックターンなのか」を伝えてあげましょう!