コーンなどバスケットボールのトレーニングアイテムはいろいろありますが、コスパも良くて初心者の方におすすめするのはテニスボールです。
動画でもテニスボールを使った練習を観たことや、実際に練習の場でやったことがある方も多いと思いますが、意外と実際にテニスボールを持っている人は少ないです。
テニスボールを3個だけ準備してください!
たった3個でいつでもハンドリング練習と重要な身体の部位のメンテナンスができます。
安くて手軽な練習アイテムで、3個買っても500円程度と安い!
とても有用性が高いのに持っていないのは勿体無いです!簡単な利用方法とメリットをお伝えいたしますので是非、一読ください。
テニスボールを使うメリット
テニスボールはバスケットボールの練習と相性のよいアイテムです。
- コーディネーションとハンドリングのトレーニングになる
- 荷物にならない
- 安い
- 足裏アーチ回復のマッサージアイテムになる
コーディネーショントレーニングになる
小さなテニスボールを投げて、キャッチをするだけでも運動神経を鍛えるコーディネーショントレーニングになります。
特に定位能力(動いている物との位置関係を空間的かつ時間的に把握する能力)と、識別能力(手足や道具を視覚と連携させて身体の動きを調整する能力)を鍛えることができます。
大きなバスケットボールと小さなテニスボールを組み合わせてボールハンドリングの練習をすることで、効率的に練習をすることができます。
初心者の方でも、手軽に自分で定位能力と識別能力を鍛えることができるアイテムです。
テニスボールを使った簡単な練習方法
入門編
テニスボールだけでまずは投げてキャッチ。この時、キャッチする手は必ず片手で捕りましょう(両手キャッチは封印!)
非利き手も利き手と同じ回数だけ練習しよう!
初級編
片手でバスケットボールでドリブルをつきながら、片手でテニスボールを持って動かしつつ目線はテニスボールを見ます(テニスボールは投げずに持ったまま動かすだけ)。必ず両手のボールを入れ替えて行いましょう。
応用編
片手でバスケットボールでドリブルをつきながら、もう片方の手ではテニスボールを投げたりキャッチしたりします。必ず両手のボールを入れ替えて行いましょう。
練習のポイント
極めようとして一度の練習で長時間行わないことがポイントです。単調な作業動作にならないようにするためです。
不慣れな運動で脳への刺激も与えたいので、練習の時には回数や時間を決めて行いましょう。
テニスボールなので荷物にならない
例え使わなかったとして、バスケットボール用のリュックの中に入れておいても軽いし小さいので邪魔になりません。
屋外で練習をする時には、多少は邪魔かもしれませんが、小さなリュックに入れておいても大きな負担になりません。
入れてしまえば、使うことを意識するようになります。
テニスボールだから安い
ホームセンターのスポーツコーナーでもバラで売っていることが多いため手に入れやすく、単価数百円(私の近所のホームセンターでは150円弱でした)と安いです。
一個だけ買って、屋内や屋外など荷物の移し替えも面倒なので、数個まとめて買ってもお財布に優しいです。私は最低3個買う事をオススメしています。
購入たらリュックの中に入れっぱなしでOK。気の向いた時だけでも良い練習になります。
足裏アーチ回復のマッサージアイテムになる
テニスボールを使ったマッサージは耳にしたことがある方が多いと思います。
使い方によって、首、肩、肩甲骨、腰、お尻、腿、脛、足裏など様々な場所の筋肉をほぐすことができる優れたマッサージアイテムにもなります。
ただ、いくら良くても全ての部位を習慣的に行うことは難しいです。正直、面倒になってしまい、結局は何もやらなくなってしまう事が多いのではないでしょうか。
オススメは足裏へのマッサージです。
足裏をテニスボールを使ってマッサージすることで、足裏の筋膜をほぐし、アーチを回復させることができます。
足裏のアーチはジャンプ着地時などの衝撃を吸収してくれる大切な役割を果たしてくれます。
足裏に疲労が溜まるとアーチが潰れてしまい、衝撃吸収が滞りパフォーマンスの低下や、身体の疲労も溜まりやすくなるといった悪循環になってしまいます。
簡単に行える足裏マッサージ
期待できる効果はこの通りです。
- 血流改善(冷え性や浮腫み・腰痛・肩凝りの改善)
- 筋膜リリースによる足裏アーチの回復
痛みが強いときは座りながら行い、和らいできたら立って行います(体重の乗せ加減で強度を調整)。
ボールを指掴みすることを取り入れると、足裏を鍛えアーチが出やすくなります。
ゆっくりほぐし、やり過ぎに注意
痛みを感じるときは、強く踏んで強い刺激を与えるのではなく、気持ち良いくらいの強さでゆっくり行いましょう。また、ずっとやり続けるなど、やりすぎに注意してください。
3個準備する理由
- 屋内での練習用に1個(リュックの中に放りぱなしでOK)
- 屋外での練習用に1個
- 家の中に1個
屋外では練習はやっていない!という方は2個でもOKです。ただ予備で1個をもっておいても負担にはなりません。
屋内での練習と足裏マッサージ用に1個
体育館で個人練習や、アップなどで行えるようにリックの中に入れておきましょう!
練習としての利用もですが、そのうち足裏マッサージとしての利用が増えることでしょう。
練習後、バッシュを脱いだら数回テニスボールを踏んで足裏をマッサージするだけで、疲労の回復が変わってきます。
練習が終わった後、ストレッチで身体をほぐすと思いますが、足裏も軽くほぐしてあげましょう。
これが本当に気持ちいいです。
屋外での練習用に1個
屋外で練習をする時用に1個、準備をしておきましょう。
屋内と屋外で同じものを使うと、リュックからの出し入れが面倒です。ボールの汚れ具合も異なるので、屋外用として使用するのがよいです。
家の中に1個
マッサージ用として使用します。マッサージを行うためにすぐに手の届く所に置いておくことをオススメします。
テニスボールを使ったマッサージ方法は沢山ありますが、最も気軽に行えるマッサージとして足裏マッサージであることは説明済みです。
気が向いたらすぐに行えるように、身近においておきましょう。
ちなみに私は、すぐに足元でコロコロできるようにテーブルの下に1個、放置状態で転がしてあります。
椅子に座って足が疲れているなと思ったら、座りながらテニスボールを踏んで足裏マッサージをしています。
その他、家に帰って足が浮腫んでいる時、風呂上がりなど、気が向いた時に足裏マッサージができるようにしています。
テニスボールを使ったマッサージは沢山あり効果的ですが、寝転んだり気合を入れてマッサージをやろうとすると、時間を要したり続けられなかったりします。
足裏マッサージはテレビを見ながらでもできるので気軽で継続するにちょうど良いです。
まとめ
テニスボールを3つ準備して、いつでも練習と足裏マッサージをできようにようにしよう。安くて、手に入れられやすいのでまずは入手してしまいましょう!
- コーディネーションとハンドリングの練習ができる環境を自分で作る
- 練習直後など足裏マッサージで疲労回復
- 3個用意して1個は家に置く(足裏マッサージで手の届くところに置いておく)
- 自宅でも足裏マッサージでアーチを回復させ疲れにくい身体づくり
練習目的だけでテニスボールを買うと、テニスボールを使った練習を卒業すると使わなくなってしまいます。
疲労回復と足裏のアーチ改善による疲れにくい身体作りとして持っておくと長く利用することになります。
持っておいてまったく損のないアイテムです!
あとがき
テニスボールの練習は初心者の方にとって新鮮で楽しみながら、複数の能力を鍛えることができる効率的な練習アイテムです。
練習会などで行われると大変好評な練習ではありますが、その時の練習で終わってしまう方がほとんです。
その後、テニスボールを買って自身で練習に取り組む方は少ないようです。
コーンなどは荷物になりますしお値段も張るので手が出しにくいと思いますが、安価で荷物にもならないのにテニスボールへの関心は低くいです。
さらにマッサージアイテムにもなるのでなんと利便性が高いことか。
足裏の凝りは刺激を与えないと痛みが出ないことが多いので、凝っていることに気が付きにくいです。さらに足裏のアーチの崩れにも気が付きにくいです。
テニスボール1個で、なんと多くの課題を克服する手伝いになり、身体の問題を改善してくれることか!
あまりにも注目が低いように感じたので、記事にさせていただきました。試しでもよいのでテニスボールを改めて活用してみようというきっかけになれば嬉しいです。