練習メニュー

中心視野と周辺視野とイメージと。視野を広げてプレーも広げよう!

視野を広げるってどういうこと?

しっかりボールや相手を見た方がよいのでは?

視野を広げるってどうやるの?

バスケ初心者は「視野・視界を広げよう!」と言われてもピンとこないと思います。

視野が広がるとバスケが楽しくなりますので是非、視野について知って欲しいです!

初心者と経験者の違い

バスケ初心者と経験者の大きな差のひとつに視野があります。

初心者はボールを中心に目で追い、ボールに向かってプレーをしたり、何をしたらよいか判断ができず止まってしまいます。

一方経験者は、視野を広くして、敵・味方・ゴールの位置を把握して次の展開を予測し、状況変化にそった判断を繰り返してプレーしています。

スペーシングに関する記事でも掲載しましたが、視界の違いは以下イメージです。

この差は、目の使い方にあります。

具体的には中心視野(直接視野)周辺視野(間接視野)の使い方です。

特に、周辺視野は視覚で得られる情報量が多く、それに対する体の反応も早いので、周辺視野を駆使することはバスケットにおいて有利になります。

視覚から得られる情報量

外界から得る情報の80%~90%は視覚から得るものだけに、視覚情報をうまく拾って判断する必要があります。

視界を分けると大きく2つ「中心視野(直接視野)周辺視野(間接視野)

中心視野

直接視野とも呼ばれ、視野の1~2度(中心視)視界の10%ほどを占めています。

自分の視界の中心で見る方法で意識的に対象を見る時に用います。

色の分析など、物体の詳細までを把握する能力に優れているが、情報の処理速度が周辺視野と比べ遅いという特徴があります。

一度に得られる情報量は1~2個といわれています。

周辺視野

間接視野とも呼ばれ、約100度まで見渡すことができ、全体の視界の90%を占めています。

周辺視野に含まれる範囲で、有効視野(約30度)があり脳がほぼ明確に認識できる範囲とされています。

周辺視野は、くっきりと対象を見ることはできないが光の分析に優れていて、何か物体が動いた時の認識が早いという特徴があります。

中心視野より周辺視野で得た情報に対してのほうが身体もより敏感に反応するといわれています。

人間の本能的な動きと関連が深いと推測されていて、周辺視野は繰り返しトレーニングで鍛えることができるとされています。

一度に得られる情報力は4~5個といわれています。

改めて下記の画像でボールを直視(中心視野)で見て、周辺視野で何が見えるか試してみよう!

早いうちから視野を広げる意識と練習をしよう

周辺視野を活用してディフェンスに悟られにくくパスを出すなど、活用の幅を広げましょう!

バスケをしていると同じシチュエーションを何度も経験します。

それまでに得た経験から同じシチュエーションの兆しを周辺視野で察知し、イメージ通りの場所に思ったとおり身体を動かす(パスをするなど)プレーが、直視していなくてもできるようになります。

例えば下記ような感じで活用できます。

経験と失敗の数が必要ですが、実現するにはまずは視野を広げることが必要です。

視野を広げるトレーニング

お手玉で簡単にトレーニングができます。

準備するものは、お手玉×2個

テニスボール×2個でもOKですが家の中でもやるならお手玉がおススメです。

お手玉が無いときは、靴下を丸めて代用しましょう(私は靴下で遊びながらやってます)。

まずは正面に両手を伸ばし、同時に20㎝ほど上に投げてキャッチ。

この時、目線は正面を向いたまま。

徐々に高さを上げていきます。

慣れてきたら、両手の距離を少しずつ離して視界を広げていきます。

さらに慣れてきたら、お手玉を空中で交差させてキャッチや、歩きながら行うなどもOK。

キャッチできるようになることが目的ではなく、自分の周辺視野を認識して視界の中の動きを察知することです!

視界が広がる感覚を掴めるようになりましょう!

まとめ

周辺視野は得られる情報量が多くて体の反応も早いので、視界を広げることを意識しましょう。

視野が広がるとプレーの選択肢が増えます!

仲間との連携も深まります!

バスケがもっと楽しくなります!

是非、トライしてみてください!

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ヤヒコ(yahiko)
yahiko
まだ上手くなりたいと思っている40代サラリーマン。バスケ歴21年、屋外ひとり練習歴3年。 年齢に比例して動けなくなってきましたが、できるだけ長くバスケを続けられるように個人練習を定期的に行っています。 社会人バスケ初心者の方と触れ合う機会が多く、伝えることを通じて学んだ練習のコツや注意点をシェアしたいと思っているおっさんです。