5対5をもっと楽しみたい!
オフェンスは「スペーシング」が重要ってよく聞くけど実際どうしたらいいの?
バスケ初心者には、難しい課題に感じる方もいると思います。
こと社会人の初心者では練習量が十分ではないのでピンとこないのかもしれません。
確かにスペーシングは奥が深いですが、ここではざっくりと説明しつつ初心者の方でもスペーシングを意識した動きができるコツをお伝えしますね!
押さえるポイントは・・・
「適度な距離感」「基本的な配置」「視野を広く」です!
ざっくりスペーシングとは?
スペーシングとはオフェンスの時の味方同士の距離や、コート上の選手(敵味方両方)がいない隙間や空間です。
隙間をあけてオフェンスしやすいようにしましょう、ということ。
スペーシングの会話になると、よくでるワードもあって最低限下記を覚えておきましょう!
ボールマン ・・・ ボールを持った味方の選手。ボールハンドラーなど別の呼び方もあります。
オフボールマン ・・・ ボールを持っていない味方の選手
スペーシングまずはここから始めよう!
2つの考え方を意識することで基本的なスペーシングを実践できます。
味方との適度な距離の目安
オフェンスの時に味方と適度な距離をとることを意識しましょう!
適度な距離とは、お隣さんと5~6m離れるのが目安。
距離が近い良くないスペーシングと比べて見てみると・・・
どちらが攻めやすいか・・・一目瞭然!
ざっくりとした距離感の目安が意識できたとして、コートの立ち位置が気になると思います。
立ち位置のざっくりとした目安も6分割理論で覚えておこう!
6分割理論(マッケイの6つのエリア)
ハーフコートを6分割して、それぞれのスペースに1人のオフェンス選手を配置することで適度なスペーシングを維持しようという考え方があります。
どこか1マスは余裕があるので、選手がマスからマスに移動する先の目安にもなります。
この理論も最大限活用するためには深堀りして学ぶのが一番ですが、いったんはざっくりとした目安としてとらえましょう。
広い視野をもつことを意識しよう!
考え方がわかっても、いざコートに立つと・・・うまく実践できない・・・。
始めから上手くできる人なんて一握り。
できないのが当たり前!
落ち着いて視野を広げましょう。
まずボールマンを見ることに意識が集中しすぎていないかチェック!
あなたの視線でこんなシーンがあったとして・・・
バスケ初心者の目線で多いのは・・・
こんな感じになりやすいです。
こうなると・・・自分の足も止まってしまいます。
そうならないためにも・・・次に自分が何をしたらよいか考えたり判断するために意識的に視野を広げる練習をしましょう!
色々な情報が得ることができます。少しずつ慣れて次のアクションに繋げましょう!
目の使い方として中心視野(直接視野)と周辺視野(間接視野)というのがあります。
目の使い方が上手になると、瞬間的な情報収集や判断が上手になります。
こちらは改めて解説するとして、こんな視野(画像参照)を意識したほうがよいんだな~くらいで今回はとらえてトライしてみてください。
視野を広げる練習は、5対5の時のディフェンスが良いかなと思います。
視野を広げるピストルディフェンスもぜひ参考ください。
帰ったらその日みた風景を思い出そう!
帰りの電車の中、お風呂の中、寝る前・・・いつでも良いので練習前に、視野を広げた状態で見たコート上の風景を思い出してみましょう。
ボールマン、ゴール、その間にいた味方の位置・・・
自分の立ち位置を変えた場所での風景・・・
鮮明でなくてOKです。
そのうち自分の立ち位置で、ボールマンとその他の味方の立ち位置や距離感など、全体感がつかめるようになってきます。
NBAの動画などは斜め上から見た全体映像なのでスペーシングが良く見えます。
ただ、実際に自分の目線でコートに立った時の見え方と異なりますので、動画を通じてイメージする内容とのギャップが生じます。
自分目線の風景から全体をイメージできるようになりましょう!
よくあるオフェンスの配置を知っておこう!
これまでの内容を踏まえ、改めてよくあるオフェンスの配置を覚えておきましょう。
どこで練習をしても、自由参加型ピックアップゲームに参加するとしても、知っておけば順応できる配置パターンです。
5アウトはチーム連携が重要なので、その日初めて集まる人たちでチーム分けされる自由参加型ピックアップゲームで採用されることはあまりないかと思います。
比較的4アウト1インが多いのではないかと思います。
ただ、注目が高い配置なので5アウトも知っておいて損はありません(楽しく動画が見れます!)。
まとめ
- 広い視野で見た映像を繰り返し思い出していれば、自分と味方とディフェンスの配置が把握できるようになります!
- 味方との適度な距離感を意識し、よくある配置を知っておけば、ちょうど良いスペースを保てるようになります!
- そして自分も味方もオフェンスで得点のチャンスが増えます!
広い視野を持てるようになることはやはり練習を重ねる必要があります。
初心者の方にとって、試合となれば自分のプレーで精一杯、それどころじゃなくなってしまうというのが実情だと思います。
広い視野で見るのは、何も試合中でなくても構いません。
他の方が試合をしているのを見るときに広く見ることを意識するもの一つの手です。
ボールマンに集中してみるのではなくて、ボールマンとゴールを遠くから視野に入れて見てみるなどして見てください。
ボールマンとゴールの間の人たちの位置がぼんやり視界に入ります。
あるいはボールマンを中心に見ていても、ぼんやり周囲も視界の中で見るように意識するやり方もあります。
実はその見方が中心視野(直接視野)と周辺視野(間接視野)の使い分けだったりします。
まずはそんな感じで見てみるのも試してみてください。
スペーシングを知れば、5対5に参加するのもバスケ動画を観るのも今以上に楽しくなりますので是非取り組んでみてください!