ボールを守ったり、ディフェンスで押し負けないようにアームバーを作った時、フニャってしてない?
アームバーはこれです!
アームバーは、パワープレーなどで体を押し込んでくるオフェンスプレーヤーを腕をバーのようにして受け止めたり、ドリブルでボールを取られないようにするためのオフアームの使い方のひとつです。
あくまで受け身、腕で押したり肘を立てたりはダメです(ファール)。
でも、フニャフニャだと守りたい物も守れないのでそれもダメです。
硬いアームバーを作れるようになリましょう!
フニャフニャのアームバー
練習を始めて間もない初心者が作るアームバーは、少し接触すると押し負けてしまいプレッシャーを受けてしまいます。
衝撃を受けるのは手首から肘までの前腕部分になりますが、前腕のどの面で受け止めるか、前腕にどのように力を込めているかで、個人差はあるものの変わってきます。
そして、プレッシャーに弱いアームバーには特徴があります。
その特徴を認識した上で、硬いアームバーを作れるになりましょう!
ほんの少し作り方を知るだけで硬いアームバーはできます!
アームバーは初心者に必要か?
ところで、まだ接触プレーが少ない初心者には、アームバーは関連ない話しにも思えます。
しかし、ドリブル練習のメニューにアームバー(オフアーム)でボールを守る練習が含まれたり、開催されるバスケ教室やスクールにもよりますが、少しずつ接触に慣れるためのプログラムも実施されるならアームバーは必要なスキルなので把握しておきましょう!
経験者とMIXゲームがあれば、アームバーについて知っておけば経験者との違いの気づきにもなります。
早めに知っておいて損はありません。
アームバーでの衝撃吸収面
例えば、ボールを守るイメージで腕を構えてみましょう!と、構えてもらうとだいたい3パターンに分かれます。
- 手の甲が横向き(押されると弱い)
- 手の甲が上向き(押されると弱い)
- 手の甲が上向き(押されても硬くて強い)
良いのは③です。
実際に片手でアームバーを作り、反対の手で押して自分で試してみてください。
「手の甲が横向き」と「手の甲が上向き」の2つの違いを確認すると、大抵の方は「手の甲が上向き」の方が硬くて耐えやすいでしょう。
初心者の中には「手の甲が横向き」で構えてしまう方がいます。
これが、フニャフニャのアームバーになりやすいのです。
※個人差はあります。
強く構えていても正面からの衝撃に弱いのです。
なお、まだ姿勢作りに慣れてなくて、股関節があまり畳めず腰の位置が高い方に多く見られます。
雑巾を絞るように
「手の甲が上向き」でも、力の入れる場所で変わってきます。
前述の「③手の甲が上向き(押されても硬くて強い)」はどのように作ったらよいか?
雑巾を絞る時の、前腕への力の込め方と同じようにしてアームバーを作れば硬くなります!
実際に何でもよいので、布など雑巾に見立てて絞ってみてください。
なお、手首だけに力を入れて絞るのではなく、前腕肘寄りの筋肉にも力を入れて絞るとが硬く絞れます。
手首の返しと同時に前腕に力を込めるのがポイントです。
「手の甲が上向き」でも手首だけに力を入れたのが「②手の甲が上向き(押されると弱い)」で、前腕に力を込めたのが「③手の甲が上向き(押しても硬くて強い)」です。
前腕に力を込めた状態をキープすると、手をグーにしなくても硬い状態が維持でき、手首も多少の稼働が可能です。
この多少でも手首に余裕があることも重要で、次のプレーに移りやすくなります。
硬いアームバー
雑巾が無くても、雑巾を絞るイメージで前腕に力を込めてアームバーを作れるようになりましょう。
練習方法は簡単で、いつでもどこでもできます。
注意点は全身が強張るように力まないようにすることです。
要領が掴めると、手首は動かせつつも硬いアームバーを作ることができ、次のアクションを阻害しません。
硬いアームバーが作れるようになったところで、もう一度、片手でアームバーを作り、反対の手で押して自分で違いを感じてみてください!
悪い腕の使い方に注意
冒頭にも書いたように、あくまで受け身です。
腕で押し返したり、肘を張ってしまったりするのはファールになってしまいますので気をつけましょう!
特にディフェンス時には、アームバーに頼りすぎるとファールになりやすいので、注意が必要です。
瞬間的な受身の手段が主な用途となることでしょう。
時に体をはったボディコンタクト、肩から腕を壁にようにして受けるなどのテクニックも必要ですが、それはまた別の練習が必要となります。
まとめ
硬いアームで押し負けない強さを身につけよう。
まずは自己チェック。
雑巾を絞るようにアームバーを作って感触を確認しよう!
腕で押したり、肘を張るのはファールになるので注意。
特にディフェンス時は、アームバーに頼りすぎるとファールになりやすいので注意!
少しずつ使い所を身につけていこう!
初心者でも早めの習得で様々な練習の質が変わってきます。
慣れれば無意識な動作でできるようになるので、暫くは練習してみましょう!
そして、今回は硬いアームバーについてでしたが、ソフトタッチでセンサーの役割を果たす使い方もありますので、練習を通じて色々と試してみよう!