練習をもっとしたいけどなかなか時間や機会がなくて・・・
たしかに・・・
特に大人初心者は週末の限られた時間しか練習ができなかったりします。
大人初心者向けのバスケ教室やサークル、練習会もありますが数は多くないため、参加機会も限られ思うような練習時間が確保できないこともあるでしょう。
となると、せめて自身でできることは練習の質を高めることです。
希少な練習会に参加した時に練習の質を高めることで、練習時間が確保できない穴を少しでも埋めましょう!
ところで、質を高めるってどうやるの?
難しくはありません。
初心者の方でも簡単にできる練習の質の高め方があり、練習時に習慣化してほしいことがあります。
課題練習を行う時のドリブル開始時にちゃんと「姿勢作り」から始める
たったこれだけです。
やっているようで、やってない。
できているようで、できていない。
いつでもできるようで、意外とやっていない。
それだけに、自然にできるようになると、ものすごく上達が早くなる。
詳しく見てみましょう!
例えばこんな時に「姿勢作り」からスタートしよう
例えば、初心者向けの練習で用いられる「ドリブルからのレイアップシュート」があります。
こんな課題練習です。
この、ドリブルを開始する時に、なんとなくドリブルを開始していませんか?
ここを切り取って、一つの練習にしてしまいましょう!
しっかりと「姿勢作り」をしてからドリブルを開始する・・・これだけ!
「姿勢作り」とは?
適度に股関節をたたみ「パワーポジション」や「トリプルスレット」を作る動作です。
この姿勢作りは初心者向けバスケ教室の必須科目になっているので、一度は教わったことがあることでしょう。
「パワーポジション」や「トリプルスレット」を作ることで力強いドリブル、力強いピボット、前後左右へのスムーズな移動、安定したパス、シュートへの移行が可能となります。
初心者の方がこれから行っていく各種練習の中で、「パワーポジション」や「トリプルスレット」を、どれだけ自然に実践できるようになるかで上達のスピートが変わってきます。
「パワーポジションを作る練習」がありますが、その時だけ姿勢作りの練習するのではなく、その他各種練習の中でも実践することで練習の質も向上します。
各種練習の中での「姿勢作り」
まずは思い出してみましょう。
各種練習の時に棒立ちスタートになっていませんか?
ドリブルを突きはじめる前に、習った「姿勢作り」を実践するだけです。
これだけで「レイアップシュートの練習」の質が上がり、さらに「1歩目のドライブ基礎練習」+「レイアップシュートの練習」の2つの練習になります。
スタートの違い
勢いよくドリブルを開始する時、棒立ちでドリブルをスタートするのと、「姿勢」をつくってからのドリブルでは差も質も変わってきます。
こまめな姿勢作りの練習効果
この小さな努力は、トラベリングの防止をはじめ後に大きな効果をもたらせてくれます。
- 突き出し時のトラベリング防止
- 力強いピボットが踏める
- 力強いドリブルが突ける
- 体重がのったパスが出せる
- スムーズなシュート
- 効果的なフェイント
- ボールを持っていない時でも鋭い動作
これらの効果につながる基礎動作が練習の中で磨かれ、5対5ゲームなど実践の中でもいち早く活きてきます。
「姿勢作り」いろいろ
いつも単純な「姿勢作り」では飽きてしまうしレベルアップもしたいので、パターンを変えて実践してみましょう!
レベル0:ボールの持ち方を変える
バスケットボールを始めたばかりで、まだパワーポジションやトリプルスレッドなど基本姿勢にピンと来ていない方でもできる練習方法が「ボールの持ち方を変える」です。
これだけでもドリブルの質が大きく変わります!
レベル1:その場で「姿勢作り」
ドリブルを開始する前に、習った姿勢をつくってからスタートしましょう!
「習ったのにやってない」「やってるようでやってない」から「実践している」に変えて練習の質を高めましょう!
レベル2:ボールキャッチから「縦足(スプリットステップ)」
まだ習ったことがない動作かもしれませんが、チャレンジしてみましょう!
レベル3:「ドリブル2回」+「ポケット」+「縦足(スプリットステップ)」
「ポケットドリブル」を習ったことがある方が対象の動作ですが、「ポケットドリブル」も意外と練習量が不足がちになるので、できるタイミングで一緒に練習しちゃいましょう!
パスから始まる練習やパス受けから始める練習も同じ
ドリブルから始まる練習だけでなく、パスを出すことでスタートする練習も同様です。
棒立ち状態からパスを出すより、ボールを持った状態で姿勢を作ってバスを出すように習慣化しましょう。
これだけでパスの質(スピードや安定感など)が変わります!
パスを受ける場合も同じで、棒立ちで受けるのではなく、次の動作にスムーズに移行できるよう姿勢とキャッチする手(ターゲットハンド)をつくり、上手にパスを受けることも練習になります。
ほんのちょっとの工夫と努力で、どんな練習も自分自身で質を上げることができます。
個人練習(自主練習)でも活きてくる!
この「各種練習の初動で姿勢作りからスタート」は個人練習(自主練習)でも同様に行い、習慣とすることをおすすめします。
ご自身が行いたい課題練習(スキルなど)の再現性を高め、個人練習の質を上げてくれます。
まとめ
練習時間が少ないならば、少しでも練習の質を自分で上げよう!
課題練習や個人練習(自主練習)を行う時の初動で「姿勢作り」から始める
たったこれだけですが、実践して習慣化することでバスケットボールに関連する全ての動作の質が上がり、様々なよい効果をもたらせてくれます。
結果、自分が思うようなプレーができるようになり上達スピードが早まります。
時間はかかるかもしれませんが、そのうち無意識でできるようになります。
その頃にはきっとまわりから「上達したね」と言われていることでしょう!
ぜひ取り入れてみてください!