大人初心者向けやカムバック向けのバスケの練習で、アップの時にスキップを行った経験のあるかは多いと思います。
スキップ自体はそれほど難しくはないですよね。だからと言って継続しないのはもったいない!特に初心者やカムバックさんならなおのこと!
スキップは、バスケットボールに必要な基礎動作のトレーニングになり、バスケに使う筋肉を適度に刺激してくれる、初心者やカムバックさんにこそやってほしい運動です!
ハーフコート往復分だけでも良いので、個人練習の時やアップついでに半年位はスキップに取り組んでみて欲しいです!
たかがスキップ、されどスキップ、侮るなかれ!良いこといっぱい、メニューも多くて楽しいスキップを見直してみましょう!
スキップの効果とメリット
バスケットボールのみならず、アップでスキップを行うメリットはたくさんあります!
- スキップで気持ち晴れやか自然とテンションアップ!
- 緊張緩和、目線も上がって視野が広がる!
- 全身運動で無理なく血流アップ!
- 瞬発力を必要とする動作で足首、モモ筋肉、腰に適度な負荷!
- 腕の振りで肩と肩甲骨にも適度に刺激!
- レイアップシュートの2歩目ステップの基礎づくり!
- 床からの反発をもらう基礎練習!
簡単な動作なので、誰でも継続しやすいのもメリットです!必ずしもオールコートで行う必要はなく、ハーフコート分でも十分です!
スキップで気持ち晴れやか自然とテンションアップ!
スキップは不思議と気持ちが晴れやかになり、自然とテンションが上がるため、これから練習を行うという時に、より前向きになれます。
ただスキップは何だか照れてしまい、恥ずかしい!という気持ちもあるかもしれません。
でも大丈夫!スキップ往復なんてものの数秒です。
さらにスポーツとして行っているスキップは、他者からするとアップにしか見えません。気にしているのは自分だけ、他人は興味を持って見ていませんので、気にしない。
緊張緩和、目線も上がるので視野が広がる!
スキップをするとき、気持ちも晴れつつ、自然と目線が上がるので視野が広がり緊張もほぐれるので、良い準備運動になります。
全身運動で無理なく血流アップ!
練習を開始する前は、怪我の防止やパフォーマンスアップのために筋温を上げたいので、全身の血流アップとしてちょうど良い運動となります。
瞬発力を必要とする動作で足首、モモ筋肉、腰に適度な負荷!
バスケットに必要な瞬発力に必要な筋肉や関節に適度に刺激を与えてくれます。特に初心者やカムバックさんが衰えている部分であり、スキップを当面継続をすすめる理由でもあります。
腕の振りで肩と肩甲骨にも適度に刺激!
大人初心者やカムバックさんは、肩周り肩甲骨周りがお仕事で凝り固まっていることもあります。上半身を適度にほぐすに、腕のふりはちょうど良いです。
レイアップシュートの2歩目ステップの基礎づくり!
大人初心者やブランクプレーヤーは、運動不足からモモを上げる筋肉が衰え、モモを上げる動作習慣が乏しくなっています。
スキップでモモを上げることで、モモを引き上げる腸腰筋に刺激を与えられます。
バスケットを始めると、シュートの基礎としてレイアップシュートの練習が始まりますが、2歩目のステップで上方向に跳躍できない方がいます。
多くはモモが上がらず、ステップの勢いをうまく利用できていません。スキップでモモを上げる感触をしっかり身につけておきましょう!
床からの反発をもらう基礎練習!
あげたモモを床にしっかり振り下ろすと地面の反発をもらうことができます。
足首を固定していると床から効率よく反発をもらうことができ、足が床に接地している時間が短い方が、よりよく反発をもらうことができます。
上手にできると、スキップのタ・タン・タ・タンの「タン」で特に乾いたような短い音が足元でします。
この床から反発をもらう感触がバスケットボールでも大切となります。高く跳んだり、シュートを放つ上でも大切な要素となりますので、スキップを通じて感触を養いましょう!
やり方を変えると色々なトレーニングを兼ねられる
スキップは、幅や跳ぶ高さを変えるだけでも負荷が変わりますし、ボールを一緒に用いることでも負荷が変わりますのでいくつかご紹介します!
ノーマルなスキップで押さえて欲しいポイント
まずはノーマルなスキップでも押えるべきポイントがありますので、その説明からスタートしましょう。
ただし、ノーマルと言えど野原をスキップするような緩やかな感じではなく、ちょっとだけアスリートっぽい内容になるようなポイントにしてあります。
- 姿勢を正して顔の口角を少し上げて取り組む!
- モモは床と平行になるくらいまで上げる!
- 足首は固め、モモが上がったときのつま先も床と平行になるように!
- 腕はしっかり振る!
大きくステップ、細かくステップ
より大きく腕を降って行うスキップや、逆に小さく細かく(ピッチを速く)行うステップもありますので、慣れてきたら試してみましょう。
ボールを使ったスキップ
スキップにボールを組み合わせることでコーディネーショントレーニングにもなります。
スキップしながら、ボールを腰でまわしたり、首まわし、8の字でまわししましょう!移動距離の半分に来たら逆回りでボールを回してみましょう!
ボールを頭の上で前後させたり、バックしながら同じことを行ったりするのも有りです!
なお、ボールを使うときは、高く跳ぶスキップなどは難しいので、スキップの強度は自身ができる程度に調整してOKです。
まとめ
スキップは難しくない動作だけに、あまり自ら進んで行われる運動ではありません。
スキップは多くの初心者向けのスクールなどで取り組まれている運動であり、導入されるだけの理由があります。
初心者やカムバックさんが身につけるべき身体の動作や、衰えてしまった筋肉やバスケに必要な筋肉への刺激、心肺機能への適度な負荷を、スキップで簡単にトレーニングすることができます。
トレーナーが居なくとも、これほど簡単に効率よく初心者でも行えるトレーニングメニューはなかなかありません。
練習会の時だけに行うのではなく、ご自身の普段のアップ時メニューに取り入れてみてはいかがでしょうか!