パスをもらった後、経験者みたいに素早くスムーズに、ドリブル・パス・シュートができるようになりたい!
ちょっとした習慣を身につけるだけで次の動きに対する連動性を高められます!
それは、バスケットボールを両手で受け取る時に、ナナメキャッチすること!
パスを受け取った時だけでなく、ドリブルからボールを両手で保持するときにも、その習慣が身についていると次の動作がスムーズになります!
たったそれだけだけど、最初は違和感ありあり。
ちょとずつ慣れれば、気がついたらそれが当たり前になります!
損する白刃どりキャッチ
ナナメキャッチ解説の前に、自己チェック。
今の自分がどのようなキャッチをしているか、確認をしてみましょう!
バスケ初心者で特に球技経験が少ない方に多いのが「白刃どりキャッチ」です。
ボールの直径より大きく手を広げ、白刃どりのように挟み込むようにしてボールをキャッチしようとする動作です。
ボールへの恐怖心から、手をボールの方に向けてキャッチができません。
かえって危なく、白刃どりを失敗すると本人にボールが当たってしまいます。
「白刃取りキャッチ」は、キャッチできても力んだ状態だったり、次の動作への連動性が低いので、出来る限り早めに卒業しましょう!
「ターゲットハンド」で両手キャッチ
バスケ初心者の方が、必ず習うのが両手を横に平行にして正面に向けた「ターゲットハンド」の作り方です。
パスをキャッチしながら、肘を曲げて衝撃を吸収するといった動作を習います。
多くの方が、このキャッチ方法がスタンダードになっていることでしょう!
まずは、この両手を横に平行にして正面に向けた「ターゲットハンド」のキャッチができている方が良いです。
得するキャッチ「ナナメキャッチ(縦キャッチ)」
育成年代にも興味を持ってもらえるように「ワニキャッチ」とも呼ばれるキャッチ方法です。
「ターゲットハンド」を両手横平行で正面に向けるのではなく、ナナメ正面に向けるキャッチ方法です。ほぼ縦なので誰かに伝える時は「縦キャッチ」でも良いと思います。
ナナメキャッチだとなぜ連動性が高まる?
まずは試してみましょう。
ボールを保持する手が、両手横平行の状態からのドリブルと、ボールを保持する手がナナメの状態からのドリブルをやってみましょう。
このように、ボールをナナメ状態で保持している方が無駄が少なく、スムーズにドリブルに連動ができます。
同じ状態でシュート(ワンハンド)も試してみてください。
ドリブルでボールを下につきやすいのと同じく、ワンハンドシュートのために上にボールを移動させるのも、力まず連動して行いやすいです。
キャッチ&シュートにおいてはさらに連動性を感じられることでしょう。
ボールをキャッチしたあとスムーズにディップ(一瞬ボールを下げる)ができて、シューティングハンドに力みなくボールをPull up(引き上げる)することができます。
※個人のシュートフォームにより感じ方は異なります。
特に海外のプロ選手が、このキャッチ方法でシュート練習を行なっているのも見かけるので、色々な動画のパスキャッチに注目しながらみて見て下さい!
※速すぎて見えない時は、スロー再生しましょう!
ナナメキャッチを習慣化する練習
自分にボールが戻るようにバックスピンをかけながらボールを放り、戻ってきたボールをナナメキャッチする。
それだけ。
バスケットボールの練習をする際に5回だけ意識して取り組んでみましょう。
こればっかりやる必要はありません。
ただ、バックスピンをかけて自分でボールをキャッチする動作は、シュートの自己練習でも頻繁にやりますよね?
そういったシュート練習の時にも、ボールキャッチをナナメにすることで、練習の回数は稼げます。
それから、ドリブルを終えた後のキャッチも同様にナナメキャッチすれば、同じことなので、ここでも練習の回数は稼げます。
わざわざ、このための練習時間を作らなくても、何気なくボールを触っている時間で行うことができます。
まとめ
ボールをキャッチする時、両手をナナメにしたターゲットハンドでキャッチすると、ドリブル、シュート、パスなど次の動作にスムーズに移すことができ連動性が高まります。
まずは、今の自分はどんなキャッチをしているかをまず認識すること!
今のキャッチ方法が「白刃取りキャッチ」なら、すぐに卒業するようにしましょう!
今の自分のキャッチ方法を認識することで、明確に自分がやりたいことが把握でき、新しいことを身につけやすくなります。
ちなみに、全てのキャッチをナナメキャッチにしてください、ということではありません。
このナナメキャッチも、キャッチ方法の選択肢の一つとして練習しましょう!ということです。
キャッチ方法の選択肢を増やしつつ、ナナメキャッチの方を当たり前にしたほうが得が多い、ということです。