バスケ初心者の方にもバスケットボール2個を準備して自主練をすることをすすめています。
2ボールハンドリングとしてYouTubeでも沢山の練習動画がありますが、ボールを2個使用するメリットは何でしょう?屋外自主練習という設定で解説します。
- コーディネーション能力を鍛えてくれるから
- 姿勢が良くなるから
- 短時間で効率よく練習が行えるから
- 利き手への練習偏りを減らしてくれるから
- ”利き手”と”利き手と反対側の手”との違いを比べやすいから
- ボール1個はコーンの代用にもなるから
- ボール1個がパンクしていても練習ができるから
- 練習の幅が広がって楽しいから
コーディネーション能力を鍛えてくれるから
聞きなれない言葉がでましたがコーディネーション能力を一言でいうなら運動神経能力です。リズム能力、識別能力、定位能力、連結能力、反応能力、バランス能力、変換能力の7つに分けられ、スポーツを行う時にはこれらの能力が複雑に組み合わさって身体を動かしているとされています。
バスケットボール2個を使った2ボールハンドリングの練習は、不安定なボールを両手で同時にコントロールしなければならないので、コーディネーショントレーニングにもなります。
そのため、ボールハンドリングスキルの向上だけでなく、バスケットボールに必要な能力を総合的に向上できます。
姿勢がよくなるから
ボールを2個使用という不安定な状態をうまくコントロールするには、しっかりとした姿勢を維持する必要があります。練習を行ううちに身体が安定姿勢を見つけ、正しい姿勢を身につけることができます。
※ただし「正しい姿勢」は事前にバスケットボール経験者に教わるのがよいです。別記事でも紹介します。
短時間で効率よく練習が行えるから
ボールハンドリングの練習は、アップを兼ねてでもよいので毎回少しでも行うとよいです。どこまでやるかにもよりますが、右手・左手と交互に行っていると意外と時間を要します。
両手で行うことでコーディネーショントレーニングも兼ねられるので、効率もよく時短にもなります。
一人で自主練習を行うことが慣例化してくると、その日の練習メニューを考えるようになってきます。できるだけ多くのことにチャレンジしたくなると思いますが、ハンドリングに時間をとられてしまうと時間がもったいないので、効率よい練習を取り入れましょう。
利き手への練習偏りを減らしてくれるから
特に初心者の方は、利き手の練習に偏りがちです。利き手ができるようになってから・・・と思うかもしれませんが、バスケットボールは複雑な動作を両手で行う必要がある競技です。両手ともボールを扱うことに慣れる必要があります。
よっぽど意識して利き手と反対側の手を練習しない限り、偏りはどうしても出てしまいます。2ボールハンドリングの練習は偏りを減らすうえでも効率の良い練習です。
利き手に偏った練習をしていると、足のステップも左右の得意・不得意の差が出てきます。2ボールハンドリングを行っていると、両手だけでなく両足の使い方にも良い影響がでるので総合的な能力向上になります。
”利き手”と”利き手と反対側の手”との違いを比べやすいから
同時に両手でボールをコントロールすることで、左右の力の差、微妙な手首の角度、手の平の開き具合、ボールタッチ感覚の違いを比べながら練習することができます。
利き手と反対側の手は、利き手以上にイメージ通りに動きません。それを利き手と比べながら調整することで、上達をスピードアップできます。利き手と反対側の手にとって、利き手が一番身近な師匠です。師匠をよく観察しましょう!
ボール1個はコーンの代用にもなるから
バスケットボール用のマーカーコーンもあり、YouTubeでそれを利用して練習をしているのをよく見かけますが、ちょっとお高いのと意外とデカイので1人ブラリと屋外練習に行くには持ち運びが不便です。
コーンを使用する練習の全てをカバーできるわけではありませんが、工夫すれば代用にもなります。私は下記のような感じでコーンの代用として使っています。
ボール1個がパンクしていても練習ができるから
練習を始めようとしたら、昨日まで大丈夫だったのにボールがパンクしている!なんてこともあります。やり込んでいるほどです。そんな時も、ボールがもう一つあるのでその日の練習は問題なく行えます。
私も経験がありボールを2個持っておいてよかったと何度も思いました。せっかくやろうとしているのにパンクしているとテンションがメチャクチャ落ちるんですよね・・・。
練習の幅が広がって楽しいから
シンプルに1人で行える練習メニューがかなり増えます!練習のバリエーションが豊富だと飽きずに続けられます。何よりできるようになった時の嬉しさが増すので上達したことを実感しやすいのもすすめる理由の一つです。
2ボールハンドリング練習のコツ
コツは、利き手の反対側の手を少し強めに突くことで、ハンドリングの左右バランスが取りやすくなるので、できるだけ意識しましょう。
まとめ
2ボールハンドリングは短時間で効果的かつ効率的に練習が行えるので、やらないなんてもったいないです!
ちょっと荷物がかさばるけど、それだけの練習価値があります。
初めのうちは上手くできませんでした。ボールがあっちこっちに行くし、もどかしいし。
身体がコツを掴みはじめたら結構できるものです。思うようにボールを扱えるようになってくると、難しいのにチャレンジしたくなります。
是非、ボールを2個用意してトライして楽しんでください!
今日はここまで。