バスケットボールの練習会に参加していると、コーチやトレーナーから不意にバスケ用語の説明を求められることってありませんか?
また、練習の説明中にバスケ用語が出てくることもあると思います。
バスケ用語に慣れて、バスケ脳をきたえましょう!
練習の振り返りも含めてトライしてみてください!
問題
出てきた用語で・・・
コーチなどから説明を受けたことがある!
実際にそのプレーをしたことがある!
ということなら、その時の情景を思い浮かべながら頭の中で回答してください!
問1
あなたは今、マンツーマンディフェンスをしていて、ウイングにいるマークマンはボールを保持した状態でいます。
ゴールを背にするあなたの左側より味方から「スクリーン行くよ!」と声が聞こえてきました。
同時に、ボールを持つマークマン(ボールハンドラー)があなたの左側に向かってドリブルをつきはじめました。
状況からあなたはファイトオーバーで対応することにしました。
さて、ファイトオーバーとはどのような対応のDFでしょうか?
さらにファイトオーバーのメリットとデメリットや注意点を思いつくだけあげてください。
問2
あなたは今、マンツーマンディフェンスをしていて、ウイングにいるマークマンはボールを保持した状態でいます。
ゴールを背にするあなたの左側より味方から「スクリーン行くよ!スライド!」と声が聞こえてきました。
さて、スライドとはどのような対応のDFでしょうか?
さらにスライドのメリットとデメリットや注意点を思いつくだけあげてください。
問3
あなたは今、マンツーマンディフェンスをしていて、ウイングにいるマークマンはボールを保持した状態でいます。
ゴールを背にするあなたの左側より味方から「スクリーン行くよ!」と声が聞こえてきました。
スクリーンがうまく、ファイトオーバーもスライドでも対応が難しいと判断し、味方に「スイッチ!」と呼びかけ対応しました。
さて、スイッチとはどのような対応のDFでしょうか?
さらにスイッチのメリットとデメリットや注意点を思いつくだけあげてください。
それぞれの問いについて、頭の中で整理がついたでしょうか?
誰かに説明しているつもりで、考えてみましょう!
解答例
解答は例になります。
もしもコーチやトレーナーが過去にあなたに似た質問をし、その回答も覚えているならコーチなどが語った内容と情景を思い出してみてください。
それがあなたにとって一番の答えになります。
問1 解答例
問い
あなたは今、マンツーマンディフェンスをしていて、ウイングにいるマークマンはボールを保持した状態でいます。
ゴールを背にするあなたの左側より味方から「スクリーン行くよ!」と声が聞こえてきました。
同時に、ボールを持つマークマン(ボールハンドラー)があなたの左側に向かってドリブルをつきはじめました。
状況からあなたはファイトオーバーで対応することにしました。
さて、ファイトオーバーとはどのような対応のDFでしょうか?
さらにファイトオーバーのメリットとデメリットや注意点を思いつくだけあげてください。
解答例
ファイトオーバーとは、ディフェンダーがスクリーナーの前を通り、マークマンについていく対応方法です。
■メリット
ボールハンドラーに対して強いプレッシャーを与えることができ、スリーポイントシュートのチャンスを制限することができる。
マークマンが変わらずミスマッチが発生しない。
■デメリットや注意点
スクリーンが上手くかかってしまっている時、無理にファイトオーバーで対応しようとするとかえって対応が遅れ、オフェンスとのズレが大きくなってしまう。
ファイトオーバーで対応しようとして、早めにマークマンとスクリーナーの間に入ると、リジェクト(スクリーンを使う動きとは逆の動きで相手を抜くこと)をされ対応が遅れることがある。
ファイトオーバーのために、スクリーナーを必要以上に押しのけるとファールとなる。
余談
スクリーンが来る!と思ったらまずはファイトオーバーの対応を考えましょう。
ただ、事前に味方とのコミュニケーションをとっておくことが大切です。
スクリーンに対してどような連携を図るのかが大切だからです。
また、相手の特性、ハンドラーなのかシューターなのかなどを観察して、ファイトオーバーの有効性を判断することも重要です。
上手にファイトオーバーするためのポイントを練習会では経験者やコーチ、トレーナーからの教わりましょう!
問2 解答例
問い
あなたは今、マンツーマンディフェンスをしていて、ウイングにいるマークマンはボールを保持した状態でいます。
ゴールを背にするあなたの左側より味方から「スクリーン行くよ!スライド!」と声が聞こえてきました。
さて、スライドとはどのような対応のDFでしょうか?
さらにスライドのメリットとデメリットや注意点を思いつくだけあげてください。
解答例
スライドとは、ディフェンダーがスクリーナーの後ろを通り、マークマンについていく対応方法です。
■メリット
スライドはディフェンダーがスクリーンを回避しやすく、ボールハンドラーに対して効果的に守ることができる。
■デメリットや注意点
ディフェンダーがスクリーンを通り抜けるため、ボールハンドラーとの隙間が生じる可能性が高く、その隙間がオフェンスにとって有利に働くことがあり、スリーポイントシュートを放たれるリスクがある。
スライドが失敗すると、ボールハンドラーに対するプレッシャーが弱くなり、相手が有利なポジションやコースを得る可能性がある。
余談
スクリーナーについているディフェンスも、味方が通り抜けしやすいように、コースをあけておくと良いです。
慣れていないと、スライドをしている時にディフェンス同士が鉢合わせしてしまうことで動きが止まってしまい、簡単にオフェンスにやられてしまうことがあります。
さらに、マークマンが高い確率のシュートを放つ選手であれば、スライドによって生じるディフェンスとの距離を利用してシュートを狙ってきます。
周りもまだバスケットボールに慣れていないうちは、スライドでも十分に対応できますが、レベルが上がるに従って相手や状況に応じた対応が必要となります。
バスケットボールに慣れていないうちは、どうしてもスライドでの対応になりがちですが、早いうちからファイトオーバーを意識して取り組んでみてください。
問3 解答例
問い
あなたは今、マンツーマンディフェンスをしていて、ウイングにいるマークマンはボールを保持した状態でいます。
ゴールを背にするあなたの左側より味方から「スクリーン行くよ!」と声が聞こえてきました。
スクリーンがうまく、ファイトオーバーもスライドでも対応が難しいと判断し、味方に「スイッチ!」と呼びかけ対応しました。
さて、スイッチとはどのような対応のDFでしょうか?
さらにスイッチのメリットとデメリットや注意点を思いつくだけあげてください。
それぞれの問いについて、頭の中で整理がついたでしょうか?
誰かに説明しているつもりで、考えてみましょう!
解答例
スイッチとはディフェンスのマークマンを入れ替える対応です。
■メリット
スイッチはディフェンスが柔軟かつ即座に相手に対応できる対策で、相手の右クリーンを無効化することができる。
■デメリットや注意点
スイッチによってマークマンが入れ替わることで、ディフェンダーが体格や速さで不利なマッチアップになることがり、かえって相手にとって有利な状況になることがある。
スイッチは適切なタイミングと迅速な移動が重要であり、遅れたり不適切な位置にいると、ノーマークのオフェンスプレーヤーを生み出したり、簡単に得点を許してしまうことがある。
余談
スクリーンの対処としてはシンプルですが、ディフェンスが入れ替わることで、高さのミスマッチが生じたり、スピードのミスマッチが生じることがあります。
周りもまだバスケットボールに慣れていないうちでも、男女MIXでの練習やゲームを行った場合はミスマッチが生じやすいので、本当にスイッチで良いのか?判断が必要です。
また、スイッチするのでれば、マークマンをしっかり切り替えるのも大切で、中途半端だとオフェンスにやられてしまいます!
あとがき
バスケットボール初心者の方がスクリーン対策の練習をするときに、まず初めに教わる3つの対応方法を出題しました。
問題自体はとても簡単だったと思いますが、実際にプレーで対応するとなると、瞬時に状況を把握して適切な対応策で対応する必要があるので難しいと思います。
さらに、味方との連携や意思疎通も必要となります。
事前にコミュニケーションをとっておいて、ゲーム中もお互いに声を出し合ってフォローしあえるようにすることがとても重要です。
スクリーンの対応方法は他にもいろいろありますが、まずは基本となる3つの対応をしっかり身につけましょう!